お宮参りの祝い着、誰が用意して、誰が抱っこするものなのか——結論から申し上げますと、「必ずこう」という決まりは今はありません。かつては役割がはっきり決まっていましたが、時代とともにやわらかくなってきているのです。伝統の形と、今の実態をあわせてご案内します。

🌸 まずここを見る(お急ぎの方へ)

伝統的には祝い着は母方の実家が用意し、抱っこは父方の祖母とされてきました。ただし現在はどちらも決まりというより慣習。ご家族で相談して決めて問題ありません。

祝い着は、誰が用意するもの?

伝統的には、祝い着(産着(うぶぎ))は母方の実家が用意するものとされてきました。ただし、現在の実態はさまざまです。

図1 祝い着を用意する人(現在の実態)
用意する人 割合の目安
母方の実家 3〜4割
父方の実家 3〜4割
パパとママ自身 2〜3割

※ある調査にもとづく目安です。ご家庭や地域によって考え方は異なります

🌸 ここだけ覚える。用意する人に「正解」はありません。誰が用意するにしても、両家に一声かけておくと角が立ちません。

用意する人が決まったら、次は祝い着を購入するか、レンタルにするかです。お宮参りの祝い着はその後の出番が限られるため、「一度きりなら手元に残さなくてよい」という方には宅配レンタルという選び方もあります。宅配レンタル衣裳アイビスは、祝い着を自宅に届けてくれるサービスです。

赤ちゃんを抱っこするのは、誰の役割?

もともとの伝統的なお宮参りは、赤ちゃん・父親・父方の祖母の3人で行うものでした。産後まもない母親は「穢れ」の期間とされ、参拝に同行できないと考えられていたためです。そのため、抱っこするのは父方の祖母の役割とされてきました。

しかし現代では、この考え方にこだわらないご家族がほとんどです。ママが抱っこすることも、母方の祖母が抱っこすることも、まったく問題ありません。参加者も、両親だけの場合もあれば、両家の祖父母やきょうだいまで揃って参拝する場合もあり、形はさまざまです。

地域差があることも知っておく

お宮参りの時期やしきたりには、地域による違いがあります。中には、父方と母方でそれぞれ別に参拝を行う地域もあるようです。「うちの地域ではどうするのが普通か」は、ご両親やご家族に事前に聞いておくと、当日になって迷うことがありません。

よくある質問

Q. 両家が遠方で、両親だけでお宮参りをしても大丈夫ですか?

A. まったく問題ありません。現在は両親だけでお参りするご家庭も多く、形式にこだわる必要はないとされています。

Q. 祝い着は購入とレンタル、どちらがいいですか?

A. どちらも選ばれています。何度も使う予定がなければレンタルは身軽な選択肢です。判断の考え方はこちらの記事も参考になります。

Q. きょうだいを連れて行ってもいいですか?

A. 問題ありません。きょうだいも一緒にお祝いする家庭は珍しくなく、記念写真もにぎやかになります。

まとめ

  • 祝い着を用意するのは母方・父方・両親自身のいずれもあり得る。伝統は母方の実家
  • 抱っこは伝統的には父方の祖母だったが、現在は誰が抱いてもよい
  • 地域差があるため、事前にご家族へ確認しておくと安心
  • 大切なのは形式よりも、みんなでお祝いする気持ち

……と、ここまで伝統と今の実態を申し上げましたが、誰が用意しても、誰が抱っこしても、赤ちゃんの健やかな成長を祈る気持ちに変わりはありません。ご家族が心地よい形で、当日を迎えてください。

着物の種類や格の基本から確かめたい方は着物の種類と格の早見表もあわせてどうぞ。