「七五三の着物、そろそろ予約した方がいいのかしら」——お子さまの成長を実感するたびに、ふとよぎるお悩みではないでしょうか。実際のところ、動き出す時期によって選べる柄もサイズも変わってまいります。結論から申し上げますと、秋の3ヶ月ほど前から候補が絞られ始め、10月に入ると土日から埋まっていくというのが、多くの店舗に共通する傾向です。順番に確認してまいりましょう。

予約の前に、まず決まっていないと動けないことが3つあります

着物レンタルの予約フォームを開くと、意外と多くの項目を一度に聞かれて戸惑う方もいらっしゃいます。ご安心ください、聞かれる内容は実はこの3つに集約されます。

  • 参拝の日(神社にお参りする日そのもの)
  • 写真をどうするか(前撮り・後撮り・お参り当日撮りのいずれか)
  • 誰の分を借りるか(お子さまだけか、ご家族の装いも含めるか)

この3つが決まっていないと、店舗側も見積もりのしようがございません。逆に言えば、この3つさえ固まれば予約はぐっと進みます。

月ごとの目安 春から夏は選べる、秋から埋まっていく

着物レンタルの予約は、早い店舗ですと春(4〜5月)にはもう動き始めています。夏(6〜8月)に入ると前撮りが本格化し、この時期はまだ柄もサイズも選択肢が豊富に残っている印象です。

そこから秋に近づくにつれて状況が変わります。9月頃から予約が増え始め、10・11月は撮影とお参りが重なる最も混みやすい時期で、人気の土日はほぼ満席になる店舗もあります。11月15日前後、特に休祝日で大安が重なる日はかなりの混雑が予想されると案内する店舗もあり、平日のお参りを勧める資料も見られます。

一方で、比較的予約が取りやすい時期もございます。平日・6〜7月・12〜2月はどの資料でも「取りやすい」とされる傾向で、混雑を避けたい場合の一つの目安になります。

「着物」と「写真」は別の予約とお考えください

ここで一つ、迷われる方が多い点を整理しておきます。着物レンタルと写真撮影は、多くの場合別々の予約です。フォトスタジオのセットプランに着物レンタルが含まれている場合もあれば、着物だけを別の店舗で借りて、撮影は別途スタジオに依頼する場合もあります。どちらを選ぶかで動き方が変わりますので、まずご自身がどちらの形にしたいかを決めておくと、その後の予約がスムーズです。

撮影の時期にも、前撮りと後撮りという選択肢があります。前撮りは主に4〜9月頃に行われることが多く、後撮りは12月〜翌年1〜2月頃に行われます。後撮りはハイシーズンを外すため予約が取りやすい傾向がありますが、後撮りの場合はお参り用着物のレンタルサービスが利用できないことがあるとされていますので、着物レンタルを希望する場合は撮影のタイミングと合わせて確認なさってください。

早く動くと、何が変わるのか

「そこまで急がなくても」と思われるかもしれません。ですが、早く予約することで守られるものが実はいくつかあります。

  1. 希望の参拝日(大安の週末など、人気の日程)
  2. 気に入った柄(人気の色柄から先に埋まっていきます)
  3. お子さまに合うサイズ(七五三の着物は年齢によって仕立てや構成が異なりますので、サイズの選択肢が多いうちの方が安心です。年齢ごとの違いは七五三 3歳・5歳・7歳それぞれの着物と準備リストで整理しています)
  4. 前撮りの時間帯(午前中の落ち着いた時間帯ほど早く埋まります)

逆に言えば、日程やサイズにこだわりが少ない場合は、直前でも選択肢が残っていることがあります。この点は次の項目でご案内します。

間に合わないかもしれないとき、確認する順番

「もう秋に入ってしまった」という場合でも、諦める前に確認していただきたい順番がございます。

  1. 平日での参拝に変更できないかを確認する(土日祝日より予約枠が残っています)
  2. 大安以外の日でも構わないか、ご家族で話し合う
  3. 前撮りと参拝を分けられないか検討する(前撮りは4月〜10月頃、後撮りは12月〜翌年2月頃に行われる店舗が多く、参拝だけを先に済ませて写真は後日という組み方も一つの方法です)
  4. 当日の身支度を自宅で済ませられないか確認する(着付け・ヘアメイクの予約枠は着物レンタルとは別に埋まっていきます)

直前でも、平日撮影や後撮りであれば予約できる場合が多いとされています。すべてが埋まっているわけではございませんので、まずは候補となる店舗にご確認なさってください。

予約の前に、ご家庭で確かめておきたいこと

店舗に連絡する前に、手元で確認しておくとやり取りがスムーズになる項目です。

  • お子さまの現在の身長と足のサイズ(草履のサイズ合わせに関わります。歩きにくさが気になる場合は七五三で「草履が痛い」と言われたらもご参照ください)
  • 当日の移動手段(秋の七五三シーズンは神社周辺や写真館の駐車場が混雑しやすい時期です)
  • 下のお子さまの預け先(きょうだいがいらっしゃる場合、当日の付き添いの分担も含めて)

ご家族の装いを決める際は、お母さまの着物選びも合わせて考えておくと当日の準備が一段落します。こちらは七五三、母親は何を着る?訪問着・色無地・小紋の選び方で整理しています。お立場や地域によって慣習が変わる部分もございますので、迷われたときはお身内やお店にひと言ご確認なさると確実です。


七五三の着物をレンタルで借りるなら、商品ページで対象商品と利用日、セット内容、返却の条件を確かめてから申し込みましょう。記事で整理した条件に照らすと、必要な準備がはっきりします。


まとめ 予約は「日を決める→写真の形を決める→借りるものを決める」の順で

結論から申し上げますと、七五三の着物レンタルは、参拝の日程・写真の形式・借りる人の3つを先に決めることが、予約をスムーズに進める近道です。時期としては春から夏が選びやすく、秋、特に10・11月の土日は混み合いますので、余裕をもって動かれることをおすすめします。もし出遅れてしまっても、平日や後撮りという道が残っておりますので、慌てずに一つずつ確認なさってください。

……と、ここまで手順を申し上げましたが、いちばん大切なのは当日を笑顔で迎えることです。晴れ着に袖を通したお子さまの姿は、きっとご家族にとってかけがえのない一枚になります。素敵な一日になりますように。